内定が取れても就職活動は終わらせてはいけない

まずはじめに私自身の就職活動は就職はできたものの大失敗でした。とても後悔しております。学生時代に就職活動に重きを置いておらず、ゼミの教授による履歴書の添削や、友人達との間で面接の練習は行っていたものの、何を思ってしまったのかあまり企業に応募することもなく日々が過ぎて行きました。これが1つ目の失敗であったと後悔しています。

意欲的に企業の説明や情報を閲覧したものの、応募してみようという踏ん切りがつかず、結局申し込み期限が過ぎてしまい、あまり応募をすることがありませんでした。その大きな原因はやってみたい仕事が思いつかず、本当にこの企業に応募して良いのだろうかとたくさん考え、迷っていたのがいけなかったのだと今ではそう思います。この時点でもしやり直せるとしたら、どのような些細な事にも興味を持ち、自身のモチベーションを上げて、ここで働いてみたい!と思うようにしていれば、勇気を出してたくさんの企業へ応募してみようとなったと思います。

冒頭にて述べたように私は就職はできました。その経緯は就職支援をしている企業さんから紹介された企業を受けたところ、その企業と私の経歴がマッチしていたので内定を出したと採用担当の方は言っていました。私はこの1社の内定で満足してしまい、そこで就職活動を終えてしまいました。

これが2つ目の失敗でした。

この企業へ行くには電車などの公共交通機関で通勤は不可能であり、自動車は必須でした。私はとりあえず就職できたから良いという事から通勤の距離や時間は慣れれば大丈夫だと楽観視しており、その後のことはあまり考えていませんでした。そのおかげで就業初日に早めに家を出たにも関わらず大きな渋滞に巻き込まれ遅刻するという大惨事に見舞われてしまいました。しかしながら職場の人達は優しく、大変だけども頑張ってねと励ましをいただき、まだここに就職できてよかったなと感じておりました。

このことからもしやり直すならば、自宅から渋滞も考慮した上で安心して通勤できるところ、または学生時代に初任給を貰うまでの1~2か月分程1人暮らしができる貯金をしておけばよかったなと感じております。

そして3つ目の失敗は、私自身にとっては最大の失敗であると感じております。それは、世間一般でいう「ブラック企業」であるということを見抜くことができなかったことです。就職したての頃はまだ見習い扱いでまともな作業はできずに研修という形で練習ばかりをしていたのですが、実際に現場に出てみると給与と全く見合わないとてもハードな職場で、残業手当も2時間行ったとしても1時間分しかつかなかったり、毎日残業は当たり前であり、明らかに異常ともいえる職場環境でした。

そのことから自分の教育を担当していた先輩社員の方達も1か月後に退職するという方が多く、企業全体の社員数が少ないにも関わらず辞めていく人が後を絶たない環境でもありました。もしやり直せるのであれば、どの企業を受ける時にでも定時時間付近に会社の近くへ行き、記載されている通り本当に定時に帰れているのか、また残業があった場合でもどれくらいの時間仕事に励んでいるのかを事細かに確認して、企業が社員たちの身体もいたわってくれるかどうかも確認するべきであったと大変後悔しております。

まとめとして、就職目的がとにかく働きたいという意識の低さからこのようなことが起きてしまい、大事な新卒という肩書きを自ら捨ててしまいました。多くの情報を集めてそれで悪いことが記載されていないから大丈夫だと安心してはいけませんし、何よりも自分自身がやりたいことをきちんと見つめなおして、きちんとした目標や信念を持ってから就職活動に挑むべきであったと思いました。