事故車業界は大変過酷な労働環境

私は包装資材の営業から事故車の買い取りの営業マンに転職しました。きっかけはネットの求人広告で事故車の買い取りの求人を見た事です。まず気になったのが、給与面です。

月給20万円+インセンティブと書かれており、未経験でも可能との事でした。当時私が働いていた会社の給与が総支給で18万円程度だったので、インセンティブなしでも給与アップが臨める環境でした。また入社6ヶ月目で月収50万円以上の営業も多数いると書いてあったので、月に30万円オーバーも夢ではないと思っていました。面接を受けた際に給与について聞きましたが、募集通りで休日も週休2日との事です。多少の残業はあると言われましたが、当時の私はまだ20代だったので、やる気と体力だけはありました。少しでも給与が増えれば良いかと思い、転職をする事にしました。

実際はかなり過酷な労働環境

未経験でも可との事でしたが、研修は数日するだけで後はすぐに本番です。もう少しきちんとした研修がないと、なかなか厳しいなと思います。実際に働いてみると、転職前に私が考えているよりかなり過酷な労働環境でした。後から知ったのですが、この業界はかなり労働環境がきついと有名だったようです。それぞれの営業マンが担当するエリアが職場から100km以上離れている事も多々あり、移動だけでも数時間要しました。毎日の長距離運転とサービス残業の繰り返しです。休みもだんだん取れなくなってきて、疲れやストレスの溜まる仕事でした。

労働条件も当初と違う

週休2日という条件でしたが、転職して2カ月くらいはきちんと週休2日の生活を送れていましたが、だんだん休む事が出来なくなってきました。毎月ノルマに追われる日々で、数字が達成出来ていないと、暗黙の了解で休日出勤です。もちろん休日手当も出ない状況で、月に4回休みがあるかどうかでした。また勤務時間は9時~18時でしたが、深夜まで勤務が続く日々が続きました。遠方という事もあり、1泊2日の出張も月に数回ありました。給与面に関しては面接時に聞いた条件と一緒でしたが、携帯代が自己負担など予想外の出費もありました。

全て本社管理には戸惑う

前職では個人商店で働いていた事もあり、経費の管理なども簡単でした。転職先は全てが本社管理になっており、経費の請求など戸惑う事もありました。しかもお金に関する事は、本社が別の会社に委託しており、手続きが結構面倒でした。ホテル代の支払いは自分持ちで請求したら貰える形になっていたので、一旦立て替える事になりお金の管理も大変でした。

ルートセールスかと思ったら新規開拓も

面接での話では、基本的にルートセールスがメインとの事でしたが、かなり新規開拓の仕事もありました。大体8:2くらいかなと勝手に私が思っていましたが、実際は5:5くらいの割合でした。その点は詳しく確認をしなかった私のミスですが、それでも半々でルートセールスメインはないと思います。もう少しきちんと事前に確認をしておくべきだなと思いました。

面接時に労働条件の確認は重要

初めての転職という事もあり、面接時には労働条件の確認を怠たってしまいした。実際に働いてみないと分からない事もありますが、時間外や休日出勤の可能性などはもっと詳しく聞いておけば良かったと思っています。また事前にインターネットなどで元社員の人などの話などを調べておけば、その業界・会社がどういうところか知る事はある程度は出来たはずです。相手から嫌がられても、きちんとそうしたところは聞いておく事が重要だなと思いました。